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Race Report

writing / photo : JASC

Circuit Trial Rd.4

史上初となるJAFカップ開催からはじまった2025年の筑波サーキットサーキットトライアル。全4戦で争われてきたこの筑波シリーズもいよいよ最終戦。JAFカップウィナーを輩出してることからも分かる通り、本シリーズは全国屈指のレベルの高さを証明している。筑波を制する者が全国を制す!今年の王者を決める最後のアタックが繰り広げられた‼

2025 JAF筑波サーキットトライアル選手権シリーズ第4戦

CT1 〈排気量・駆動方式に制限のないB車両〉

GT-R平川裕司選手が王者を3勝目で王者へ‼

CT1クラスが属する第1ヒートは開始直後から想定していなかった事態に陥る。コンディションは前日から降り続いた雨のためセミウェット。開始早々、蝶間林一夫選手のランサーがダンロップ下でタービンブロー。路面改修されたレコードラインにオイルが飛散してしまう。通常のレコードを外してのアタックを余儀なくされる中、オイル処理の影響が最も少なくなる最終ラップに各車ベストラップを更新していく。トップタイムはやはり平川選手。澁澤選手が追いかけるも届かず2番手。第2ヒートは小雨が降る中でのアタックとなり各車タイムダウン。この結果、平川選手が今季3勝目。そして初のシリーズタイトルを手にした。

CT2 〈排気量制限のない2輪駆動のB車両〉

ポルシェ対決を制したのは成長著しい松代耕二選手

松代耕二選手と森田正穂選手の一騎打ち状態が続いているCT2。同じポルシェを駆る2人のバトルが注目を集めている。今季は松代選手がJAFカップを制した勢いをそのままに開幕2連勝を飾り、このまま押し切るかに思われたが第3戦で森田選手が意地の逆転勝利で松代選手の独走に待ったをかけた。そして迎えたこの最終戦。森田選手は勝利が絶対条件だ。しかし、第1ヒートは前述の通りコース上に撒かれたオイル処理のため赤旗中断。時間のない中、アタックが成功したのは最終ラップ。まずタイムをマークしたのは松代選手。森田選手も追いかけるが僅かに届かない。2本目にかける森田選手だったが、無常にも空からは雨…。松代選手が初戴冠を手にした‼

CT3 〈自然吸気、排気量制限無しの国産2輪駆動のB車両〉

伊澤竜選手が今季3勝目で初の戴冠‼

3台のフェアレディZとS2000が凌ぎを削るこのクラス。その年齢を全く感じさせない伊澤竜選手が頭ひとつ抜け出しているが、秋本拓自選手とともにその伊澤選手を毎戦苦しめている関根徹雄選手がエントリー忘れのため最終戦をまさかの欠場‼そんな中迎えたCT3クラス最終戦。第1ヒート計測最終ラップに見事トップタイムを叩き出したのはやはり伊澤選手だった。2番手秋山選手に1.8秒の大差を付けてのフィニッシュ‼第2ヒートにかけた秋本選手だったが、サーキットは霧雨に包まれてしまう。スティント後半でドライアップするかに見られた路面も回復せずにチェッカー‼第1ヒートのタイムで伊澤選手が今季3勝目を手にしシリーズチャンピオンに輝いた。

CT4 〈排気量2,400㏄以下の国産2輪駆動のB車両〉

全戦全勝記録を更新!松橋豊悦選手が4冠を確定‼

今大会も最多エントリーを集めたCT4クラス。今回はA組での走行。そしてレコードライン上にはオイル。レコードラインを外し、オイル区間を跨ぐように走る選手たち。これは絶対王者・松橋豊悦選手にとっても同じこと。序盤からタイムを出しに行くがクリアラップが取れないままで時間だけが過ぎていく。最後のアタックと力を振り絞る松橋選手だが、やはり満足なスペースを確保できない。トップタイムをマークするものの2番手とはコンマ1秒差。しかし、このタイムがクラスベストラップとして採択され無傷の4連勝。これで松橋選手は岡山、SUGOとともに筑波シリーズのチャンピオンも手にし、V3を成し遂げた。次に松橋選手が狙うのはJAFカップ2連覇だ‼

CT5 〈排気量1,600㏄以下の国産2輪駆動のB車両〉

フル参戦1年目の快挙!4連勝で山田修宇選手が王者に‼

今大会は18台と比較的走りやすいB組に振り分けられたCT5クラス。ここまで3連勝と絶好調のスイフト山田修宇選手が序盤から好タイムを連発する。一方、ライバルとして掲げられる鯉渕慶比古選手はホンダB16Aエンジン特有のオイル上がりによるマフラーからの白煙でオレンジボールを提示されてしまい、ピットへ戻ることに。オフィシャルのチェックを受けた後、再度コースへと復帰するが、少ない走行時間でクリーンなスペースを見つけることは困難を極めた。この結果、トップタイムは山田選手、2番手にはAE111レビンの柴田尚選手が入り、鯉渕選手は3位で折り返す。第2ヒートは雨が強まり後続にとっては万事休す!結果、山田選手が無傷の4連勝を決めた‼

CT6 〈排気量1,500㏄以下の国産B車両〉

4連勝を決めた安本悠人選手がチャンピオンに‼

ベテランが多く在籍するこのクラス。FRのロードスターとFFのヤリスの対決となっているが、セミウェットの最終戦は互いに有利なポイントが異なる対決となった。ここまで安本悠人選手が3連勝でシリーズをほぼ手中に収めているが、安本選手がノーポイントで終わり、2番手のカプチーノ吉崎久善選手が優勝すればタイトルを逃す可能性も…。そんなプレッシャーの中、安本選手に注目が集まる計測10周目で自身が持つターゲットタイムを更新してみせた。2番手には同じくロードスターを駆る日向孝之選手が飛び込むが、吉崎選手が4番手となったため日向選手はランキング3位に留まってしまうことに。チャンピオンは文句なしの4連勝を決めた安本選手となった。