Race Report
モータースポーツは、機械を操って競われる。強烈な横Gに耐えるために身体を鍛え、コンマ1秒を削るために精神を研ぎ澄ます。そこにはマシンではなく、ヒューマンドラマがある。そんなレースのワンシーンを切り取ってみると普段見えないものが見えて来たりするのも楽しいところ。そんな一コマをお届け!
レース前日の8月1日に関東地方では梅雨明けが宣言され、筑波サーキットに久しぶりの夏空がやってきました。
「緊張しているからこそ意識してリラックスするんです」と語る伊藤駿選手。予選コースイン直前にチームクルーとグータッチ。
心頭滅却すれば火もまた涼しという言葉もありますが、実際コックピットの中は超暑いので本田千啓選手はミニファンで集中します。
大風量の工場扇を使う星涼樹選手。黒いマシンに黒いファンの組み合わせに渋さが漂います。
S-FJ予選トップの草野裕也選手(左)を昨年のチャンプKAMIKAZE選手(中央)が祝福。決勝後KAMIKAZE選手は「速さはあるから、1勝すれば勝ち方が分かるはず」とコメント。
チェッカー後、グランドスタンド前の暫定表彰はコロナウイルス感染防止の観点からヘルメット装着のまま行われたので、この場でのスパークリングファイトはお預けです。
荒川智弘選手のマシンには、今回から下妻市を活性化する架空の高校「しもつま三高」のステッカーが。下妻市の皆さんから応援してもらえるよう、結果をしっかり残したいと意気込んでいます。
TTC1400予選1周目のホームストレートで発生したアクシデントも、オフィシャルの機敏な対応と処理のおかげで素早く復旧。レースはこうした皆さんの力でスムーズに進行していくのです。
8月1日、2日にはマツダファン・エンデュランス(マツ耐)も開催。150分の耐久レースなので、アナウンサーさんもパドックに下りてリーダーボードを見ながら実況します。
マツダ車のサーキットイベントなのでロードスターが主流ですが、デミオやアテンザ、アクセラもエントリー。