Race Report
世界中を不安に陥れた新型コロナウイルスの余波はモータースポーツ界にも及び、誰もが先の見えない状況にある中、最大限の対策と注意を払ってサーキットに戻ってきました。レースってやっぱり楽しい! をみんなで共有し広めていきましょう。
薄日が差したかと思えばどんより曇ってやがてポツポツ……。オープンボディのスーパーFJは雨が降るたびボディカバーを被せます。
予選のコースインは前戦の決勝順位順。先頭に並ぶ伊藤選手は今シーズンの決勝全戦で優勝中。コースイン直前なのにヘルメットの奥は満面笑顔でOKサイン。キモが据わっています。
チームによって様々でしょうが、野島遼葵選手のチームではマシンのガソリン管理はドライバーの役割。予選での使用量、決勝の給油量を把握して自分事としてレースを行うことが目的です。
スーパーFJ#71号車は普段は林寛樹選手(右)がドライバーですが、今戦は現役東大生の地頭所光選手が初参戦。EVレースやSIM(シミュレーター)レースで活動中。今後注目のドライバーです。
決勝前に「タイヤどうするかねぇ」と打ち合わせ中の三宅泰正選手(中央)。予選のタイヤがマッチせず交換した決勝は3位入賞。三人寄れば文殊の知恵です。
今シーズンのTTC1400クラスで無敵状態の田中千夏選手ですが、コースを全力で走行できるのも周囲の支えがあってこそ。“クルマが古いから”と言いながら、予選後にドライブシャフトを交換して決勝に臨みます。結果は優勝。お見事!
まるでこれから出勤するかのように運転席のドアを閉める。これもまたドライバーひとりでレースをしているわけじゃないという光景ですね。
この日はレースと走行会で8つのカテゴリーが開催。オリジナルのパイプフレームにバイク用の空冷エンジン(ヤマハXJR1300用)を搭載したレジェンドカーはスタイリングも個性的。3気筒900ccの水冷エンジンを搭載した新型も登場。
手軽にモータースポーツが楽しめるマツダロードスターパーティレースはどこのサーキットでも盛況。自走で参加、自走で帰宅がモットーです。