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Race Report

Super FJ Rd.6

ジュニアフォーミュラの中でも登竜門に位置付けられるSuperFJ地方選手権。その中でも屈指のテクニカルコースで腕を磨ける筑波シリーズ!関西からの刺客レヴレーシングも参戦し、名門ZAP、精鋭揃いのファーストガレージの三つ巴の戦いに発展!!真夏の頂上決戦を制するのは誰だ?

2022 JAF筑波/富士スーパーFJ選手権シリーズ第6戦

好調のZAP勢の一角に食い込むファーストガレージ安田航選手が今季初のポールポジション!今季初優勝に向け疾走!!

開幕からの2戦はZAP勢が表彰台を独占。今季はこのままZAP独走で展開すると思われたが、前回の第3戦で昨年度ランキング2番手の安田航選手がそんなZAP勢に割って入る2位入賞を果たした。これで一気に流れが変わるのか?それともここまで2連勝と波に乗るZAP田上蒼竜選手が独走状態を作り出すのか?はたまた、スポット参戦で大阪からやってきたレヴレーシングの岡本大地選手がレースを荒らすのか?第4戦・第5戦の富士スピードウェイから筑波に戻ってきたスーパーFJ選手権。事前から非常に展開の読めない筑波シリーズ第6戦が開催された。

早朝から行われた予選。出走順は富士大会の順位を参考に決定されるため、レヴレーシングの岡本選手が先頭でコースイン。続々とコースインを果たし18台のマシンが筑波サーキットコース2000を埋め尽くした。これだけエントラントが多いと、クリアラップをしっかり確保することが重要。特にこの暑い夏場にはクーリングラップも必要とされるので、タイミングを見誤ると手痛い失敗をしかねない状態だ。早々に59秒台にタイムを入れてきたのは岡本選手だった。3周目に59秒430をマークすると、内藤大輝選手、澤井良太朗選手がこれに続く。開始5分を前にここでZAP勢がタイムを上げてくる。まずは田上選手が2番手に、そして第2戦2位入賞の白崎稜選手が3番手にジャンプアップしてくる。開始6分を過ぎて最初のアタックがひと息つく頃にいきなりタイムを上げてきたのが安田選手だった。いきなり3番手に飛び込むと、6周目に一気にタイムを58秒台に押し上げる。このタイミングで田上選手が岡本選手を交わし2番手に…。大きく順位が入れ替わる激しい予選。しかし、澤井選手が1コーナーの立ち上がりで単独スピン。赤旗が提示され予選はこのまま終了。後半にアタックを残していた岩本瞬選手や稲葉摩人選手にとっては煮え切らない予選となってしまった。

「今季初のポールポジションでやっと、やっとほっとした気分です。この暑さもあってタイムが出るのは前半かと思っていました。前回富士の結果からコースインが11番手と後ろからだったので、前とのマージンをしっかりとってアタックさえできればタイムは残せる自信はありました。決勝はスタートさえしっかり決まればぶっちぎれる自信はあります。ぶっちぎってZAPの連勝を止めたいですね!」と安田選手は予選を振り返った。

そんな予選から3時間後の13時。外気温は37.5℃を記録し、路面温度は59.4℃まで達する超過酷な条件で決勝レースは進行していく。炎天下で熱くなったマシンにハーネスで体を固定していくドライバーたち。スクリーンの隙間からは滴る汗が覗き見れる。栄光のポールポジションへいち早くマシンを運ぶ安田選手。気合は十分だ!フォーメーションラップを終え、レッド点灯からブラックアウト。ホールショットを期待されていた安田選手がまさかの失速。ここで安定したスタートを決めたのは2番手の田上選手だった。イン側で粘る岡本選手と並びながら1コーナーに入っていく田上選手。並走を続け、S字でイン側を奪取しトップを死守することに成功する。一方、安田選手は3番手に順位を落として1周目を終了。2周目の1コーナーでそんな安田選手のインへ稲葉選手がマシンを滑り込ませる。しかし、ここは安田選手がなんとかこれを阻止。3番手を守ったままレースは展開していく。3周目に入り順位は、田上→岡本→安田→稲葉→白崎→岩本の順。ディスタンスの差はあるもののトップ3台がひとつのパッケージになってレースは進んでいくが、5周目あたりから田上選手の挙動が徐々におかしくなっていく。ヘアピン進入時にリアがロックし白煙が上がり、最終コーナーではカウンターを当てるほどのオーバーステア。タイムも徐々に落ちていく。そんな中、6周目にランキング上位の岩本選手がリタイア。トップ争いは後続の岡本選手が徐々に差を詰めていくがオーバーテイクするほどの差はないのが現状。プレッシャーをかけていくが、その直後に1コーナーで3場番手を走っていた安田選手がアウトから被せていく。S字でインとアウトが入れ替わり安田選手は岡本選手をオーバーテイク。さらに10周目にはトップを走る田上選手を最終コーナーで並びかけトップ奪還に成功する。安田選手はこの後も快調にマシンを操り田上選手のコンマ7秒の差をつけ今季初優勝!ZAPの連勝記録を阻止するとともに、ランキング3番手に急浮上を果たした。トップ田上選手まで17ポイント!残り2戦での大逆転はなるか⁉次戦からも目が話せそうにない!!

シリーズ後半に入りやっと復調の兆しが見えた安田選手。今季チャンピオン候補筆頭だっただけに悔やまれる前半だったが、汚名返上の優勝だ!!

タイトルをグッと引き寄せる2位入賞の田上選手。暴れるマシンを押さえつけての2位は見事!走行後すぐに次戦に向けて気持ちを切り替える。

鈴鹿から刺客・レヴレーシング岡本選手を以てしても難攻不落の筑波サーキットの壁は高かった。それでも地元勢の一角を崩す3位表彰台だ。

久しぶりに各所でオーバーテイクが勃発したS-FJクラス!登竜門クラスとは思えないハイレベルなバトルに観客も賞賛の拍手を送った。

Results » 予選 決勝

Winners Interview

優勝

安田航選手

「スタートはいつも通りミスってしまって、それでも自分の持っているポテンシャルなら、きょうは勝てるという自信がどこかにあって、自分を信じて走りました。2年目なので経験値が高い分いけた感じですね。ZAPの選手は上手くて速いドライバーばかりなので、信頼してバトルできました。田上選手とはストレートで自分に分があって、最終コーナーで並びかけさえできれば1コーナーまでには抜けると思ってしかけました。ダンロップタイヤになってグリップ上がった分、凄く乗りやすくなって楽しく走れています。ただ摩耗は激しいので注意しなければいけないかもしれません。とにかく諦めないで走ったことが優勝につながったと思います。可能性があるならまだチャンピオンを諦めずにいきたいと思います」

2位

田上蒼竜選手

「決勝はもうタイヤがどうにもなりませんでした。序盤からどんどんグリップが落ちていってしまい、オーバーステアでコースに残るのがやっと。トップに立ったのは良かったんですが、それを守り切れませんでしたね。きょうの安田選手は圧倒的に速かったです。ただ、シリーズを考えると、ここでしっかりと2位に入れたことは良かったと思います。残り2戦で2位以下に大きくポイント差を付けられたことを前向きに捉えたいです。次戦に向けては今回の課題をしっかり解決して臨みたいと思います。次はしっかりとポールポジションをとって、優勝してタイトルを決めたいと思います」

3位

岡本大地選手

「今回は鈴鹿が9月で最終戦なので、それまでレースがないので筑波に出てみようと参戦してみました。予選からあまり良くなくて、暑さもあってペースが上げれませんでした。決勝のスタートは蹴りだしが良くて、良い感じだったんですが狭いイン側にいかなくちゃいけなくてどうしようもなかったですね。田上選手のタイムが上がらなかったんですが、それを抜くだけの差はなかったですね。逆に安田選手は圧倒的な速さで抜かれちゃいました。週末だけでは筑波に合わせこむのは難しかったですね。」

Winners Interview ~MASTERS~

MASTERS 1位

秋山健也選手

「スタートはそこそこ決まったんですが山下選手に抜かれたのが悔しかったですね。マスターズとはひとつ抜けて若い子たちと勝負できたのは良かったです。後半はタイヤがタレてしまってどんどんペースが落ちてしまったのも悔やまれるポイントですね。もっと練習して、若い子たちともっとバトルできるようにしていきます!」