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Race Report

TTC Rd.4

SFJ同様約2ヶ月のインターバルを経て開催されたTTC1400クラス/Vitz Race第4戦。全5戦のシリーズは終盤を迎え、熾烈なタイトル争いが繰り広げられている。いよいよ佳境を迎えたこのシリーズ。86、P-FRシルビアを含む4クラス計11台のマシンが混走する中で年間チャンピオンに王手を掛けるのは誰だ?!

2022 筑波ツーリングカーシリーズ第4戦

丸山翔矢選手が勝利を掴んでタイトル目前!!
Vitzはラストに場内騒然!内田選手が優勝!

今季も残り2戦となった筑波シリーズTTC1400/Vitz Race。真夏に開催された前戦から約2ヶ月の休息期間を経て、この第4戦はAE86、P-FRと並ぶ4クラス9台による恒例の混走レース形式で開催された。TTC1400クラスはこれまで2勝を挙げている1位の丸山翔矢選手を筆頭に、現在2位の梅原拓臣選手、2戦目で白星を挙げた中島明秀選手の計3名が参戦。Vitz Raceには高橋宏・謙太親子組、茂木優太選手の常連組に加え、前回に初参戦にして初優勝を飾ったジェネリック内田選手が登場した。

9月後半にも関わらず朝8時の時点で気温が30度に迫ろうとする中で公式予選がスタート。「前回からセッティングを変えてコンスタントにタイムを出せるマシンにモディファイした」という梅原選手が1’08.937秒のタイムをマークし、レース前半のTTC勢を引っ張る形に。「前日から予選前半までドツボにハマって思うように行きませんでした。後半でやっと立ち上がりが上手く行った気がします」と話すのは丸山翔也選手。その言葉通り、ラスト手前で丸山選手が1’08.878秒のトップタイムを出すとそのまま1位通過。総合でも4番手に位置付けた。Vitzクラスでは茂木優太選手が早々に3周目で1’12.868秒のトップタイムをマークして4周目でピットイン。「最初の2周で結果が出なかったら諦めようと考えていました」と語る茂木選手は短期決戦型で、後半は本戦に備えてタイヤを温存する作戦に。ジェネリック内田選手が1’13.253秒と僅かにタイムを近づけるも、コンマ4秒の差を埋められず予選が終了した。

時刻は11:15。路面温度は40度を超え、初秋とは思えない熱気が包む中でスタートが切られた。直後に第一コーナーのインに飛び込む丸山選手の後ろに梅原選手がぴったりと付いて行く。3周目の1コーナーで後続の86が切り込み、梅原選手の前に出るとVitz2台が分断。「(86の)前にいる時は思った通りにラインをなぞれないし、後ろにいる時は詰まっちゃって進めなくてもどかしかった」と梅原選手が振り返るように、裏ストレートでは86が梅原選手を離してもコーナリングスピードが高い梅原選手がインフィールドで追い上げ、86と梅原選手の膠着状態が続いた。そんな2台の状態を背にした丸山選手は2台を引っ張りながら、最終周は追い上げた86にまくられるも無事ポールトゥウィン。結果的に梅原選手と4秒差を開けて圧巻のゴールとなった。

一方、Vitzレースは茂木選手が予選同様に序盤から飛び出し、Vitz4台の先頭を突き進む。しかしジェネリック内田選手は1秒台の間隔を保ちつつ、2番手をキープ。そして事件は終盤に起きた。「最後の2、3周でタイヤがタレちゃった部分もあって。だんだんコーナリングスピードが落ちてきて、内田選手がじわじわ来ていました」と茂木選手が話すように、最終ラップに近付くにつれて1秒差からコンマの差へ内田選手が埋めていく。そしてラスト3周目となる13周目で茂木選手のラインをなぞっていた2ヘアのラインをアウト側の立ち上がり重視に変更。内田選手によるプレッシャーからなのか、最終周のまたも2ヘアで茂木選手がシフトミス。これを見逃さなかった内田選手はインに切り込み、茂木選手のシメも間に合わずに裏ストレートでサイドバイサイドの状態に。最終コーナー入り口でミラーを当てて抜けたのは内田選手。「相手を見て走りました。何かあれば抜けるかなと。それで最終週の80Rでうまくミスしてくれて。最終コーナーの突っ込みは負けないぞと、気持ちの問題だけでしたね」と内田選手がそのままチェッカーを受けて再び優勝。2位に茂木選手、3位には父に初勝利した高橋モータースの高橋謙太選手、4位にその父である高橋宏選手の順でゴール。最後の最後で見応えのある展開を見せたレースとなった。

TTC1400の丸山選手は今回優勝したことで現在72ポイント。2位の梅原選手とは20ポイントの差を付けてタイトルに王手を掛けた。また、今回もジェネリック内田選手がレースを掻き乱したVitzクラス。両クラスとも今シーズンもラスト1戦を残し、このまま同じ展開を見せるのか、それとも終盤の大波乱が待ち受けるのか。最後までまだまだ目が離せない。

安定の走りを見せた丸山翔矢選手が見事ポールトゥウィン!!

シーズンを通して丸山選手に食いついた梅原選手は現在2位の成績で最終戦に突入

ジェネリック内田選手は決勝の最終ラップ、最終コーナーで勝負を懸けて見事に1位

茂木優太選手…その後ろにはじっと控えるジェネリック内田選手の姿が⁉

Results » 予選 決勝

Winners Interview TTC1400

優勝

丸山翔矢選手

後ろ2台と離れていない時は僕含め3台の出方次第で順位がすぐ変わっちゃうなと、緊張感を持って走っていました。だんだん離せたので僕がミスしなければ良いと思って、守りには入らずに後半は丁寧に行こうという感じでした。路面温度が上がったのでエアーを調整してズルズルにタレることもなく走れました。86と一緒に走れたのは混走ならではで楽しかったです。次も慌てずに走りたいですね。

Winners Interview Vits RACE

優勝

ジェネリック内田選手

予選の走りとは変えて決勝ではタイヤ温存というか相手を見て走りました。それで最後、上手くちょっとミスしてくれて、それで行けるかなと。それがラストの80Rぐらいだったので、それで最終のバックストレートで行けるかとクロスラインを取って、なるべく立ち上がり重視で走りました。(レースを通して)ラインの研究をしていました。次も頑張ります。