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Race Report

TTC Rd.1

筑波名物のTTC1400とVitzの混走レースは今年も健在!新たなシーズンを迎えた2024年は昨年までと顔ぶれも変わり、新たな面々や久々の選手の計10名がエントリー。両クラスの熱い戦いの火蓋が切って落とされる!!

2024 筑波ツーリングカーシリーズ第1戦

カムバック組と初参戦組も活躍を見せるも安定の丸山選手
筑波初レースのありま選手がVitz優勝を飾る!

TTC1400は排気量1400CC以下のN1車両で争うクラス。EP82型スターレットのワンメイクバトルで繰り広げられる筑波の名物シリーズだ。今回は全5台のスターレットがエントリー。昨年5戦中4戦で優勝を飾る王者の丸山翔矢選手に挑むのは、シリーズでは10年振りの参戦となる河原健二選手や2019シリーズ以来に参加する東源夏樹選手といったカムバック勢。春の天候を思わせる絶好のドライコンディションの中で予選が始まった。

気温11度、路面温度13度で8時30分に15分間の予選がスタート。各車ラップアタックを始める中、3周目の河原選手が1分08秒219とトップタイムをマーク。2番手のませき選手が1分08秒760で続くと、4周目でアタックに入った東源選手が1分08秒844と3番手に浮上。さらに東源選手が1分08秒331をマークして2位にランクアップする。7周目の丸山選手が1分08秒470と3番手に上がり、2番手の東源選手との差は僅か0.139秒差に迫る。東源選手が1分08秒271とベストラップを更新してトップに迫るが惜しくも届かず。
「序盤からタイヤを温めるのにある程度踏んでいきたかったんです。皆がクーリングで下がってくれたので、前に出て1番で良いクリアラップを取れました。シリーズ参戦は10年振り。初めてのポールポジションなのでこのままポールトゥウィンを狙います!」と決勝に意気込む河原選手。
Vitzクラスは序盤からクリアラップの激しいアタックを見せる。初参戦のありまたくみ選手が2周目で1分11秒911とトップタイムをマーク。2番手の高橋謙太選手が1分12秒958と詰めきれずに予選を終えた。
「前日の練習で乗り方やセッティングを固めて、コンディションをピークに持ってこれました。その結果が1位になったかと思います。車の状態から最初の2、3周でクリアラップを取れるよう挑戦しました」とありま選手は予選を振り返る。

迎えた決勝レースは気温16度、路面温度26度と予選時よりも温度が上がった状態でスタート。グリッド通り、1番手の河原選手が第1コーナーに飛び込む。フロントローを取っていた東源選手が蹴り出しに失敗し、丸山選手とませき選手が2番手、3番手とポジションを上げてコーナーに入る。そのままオープニングラップを終えると、丸山選手が河原選手に仕掛けてサイドバイサイドの状態で2周目へ。この時点でコントロールライン上ではトップの河原選手と2番手の丸山選手のギャップは0秒。3番手のませき選手は0.255秒、4番手の東源選手が0.575秒と上位陣が四つ巴でレースを展開する。3周目のダンロップコーナー手前で一瞬のシフトミスをした河原選手。それを見逃さない丸山選手はオーバーテイクに成功し、トップポジションをマーク。2番手の河原選手が5周目で1分08秒996、6周目で1分08秒750とファステストラップをマークしながら、確実にトップの座を狙う。しかし、7周目でバックマーカーのHAYATO AOBA選手を避けようと2番手の河原選手がダンロップコーナーで芝生へ乗り出してしまう。すかさず、ませき選手と東源選手が前に出て河原選手は4番手にダウン。終盤となり、白熱するのは表彰台の分け目となる3番手のませき選手と4番手である河原選手の争いだ。13周目の最終コーナーでイン側にませき選手、アウト側に河原選手が入り、ホームストレート、さらに第1コーナ―でもサイドバイサイドのデッドヒートを繰り広げる。一瞬の隙を突いた河原選手がオーバーテイクし、3番手にポジションアップしてフィニッシュ。無事15周を終えた丸山選手が今シーズン初優勝を飾り、2番手には東源選手、3番手に河原選手、4番手にませき選手という結果になった。Vitzクラスでは1番手のありま選手が2番手の高橋選手との差を確実に開けながらトップを保持。唯一、クラスでラップされずに走り切ったありま選手が優勝を果たした。

予選はベテラン勢が台頭するも、決勝では丸山選手が優勝し、20ポイントを獲得する結末となった。しかし、TTCらしい白熱した戦いは今年シリーズの期待ができる証拠でもある。2024シーズンも目が離せないシリーズになること間違いなしだろう。

昨年優勝の丸山翔也選手が安定の優勝!終始落ち着いた走りを見せた

TTC1400の決勝はコンマの戦いを見せる熱戦となった

初出場ながら2位としっかり差をつけてありまたくみ選手が勝利!

昨季は親子で参加していた高橋モータースから息子の謙太選手が参加

Results » 予選 決勝

Winners Interview TTC1400

優勝

丸山翔矢選手

実は今回デビュー戦以来の新品タイヤで、予選は使い方を探りながらずっと走っていました。本戦では何となく使い方が分かってきて、何とか走り出せました。当初は手堅くポジションを守りながら後半で勝負かなと思っていたら、どんでん返しもあって1位になって。そこからはとにかく走るしかないと、ずっと全開で走りました。今回はたまたま運が良かっただけで、先輩方も容赦がないので次も頑張りたいと思います

2位

東源夏樹選手

スタートで気負い過ぎて失敗しました。右窓にネットを付けたんだけど、信号が見えにくくて目を凝らしてしまった。そしたらタコメーターが見えなくて、気づいたら回転数が異様に上がっていて皆にサヨナラと…(抜かれた)。速度的には負けてなかったので、チャンスがあれば行けるなと思っていました。でもようやく7号車を抜こうと思った時にはタイヤが終わりかけていたんです。予選と決勝のコンディションが全く違っていて、タイヤがズルズルになってしまっていましたね

3位

河原健二選手

決勝ではスタートが決まって良かったんですけど、1、2周目が1ヘア立ち上がりで3速に入んなくなっちゃって。いつもよりシフトポイントを変えて真っ直ぐにしてから入れて、3周目からは入ったんだけど追いつかれて。バックマーカーのVitzに追いつかれて行き場がなくなってグラベルに入っちゃった感じでした。(10年ぶりのシリーズ参戦は)仲間もいるし、新しい顔もいるし楽しいです。次こそはポールトゥウィンを狙います!

Winners Interview Vits RACE

優勝

ありまたくみ選手

予選から何も変えずに決勝も行ければいいなと思っていました。でも決勝になると長丁場なので勝手が変わってきてドライバーにとっては課題が残ったなという感覚でした。筑波はコーナーが多いので密度の高いレースラップが刻めました