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Race Report

TTC Rd.5

第4戦で不運の単独クラッシュを起こしてしまった丸山翔矢選手が優勝を手にするべく挑む最終戦!前回の雪辱を払い見事2連覇に輝くか、TTCベテラン陣に行く手を憚られるのか。年間チャンピオンの行方は果たして誰の手に渡るのか?

2024 筑波ツーリングカーシリーズ第5戦

ラストまで荒れるファイナルの決勝戦は波乱の展開続出!
猛攻を交わした丸山翔矢選手が念願の2連覇を果たす

2024年を締めくくるTTC1400/Vitz Race最終戦。前回の第4戦でまさかのクラッシュを起こしてしまい、リタイヤしてしまった丸山翔矢選手。優勝を決めるかと思いきや、チャンピオンを確定できないまま最終戦へ突入することとなった。前回の結果を受けて、ランキングでは丸山選手とませきかつみ選手が60ポイントタイの1位。どちらが年間王者の称号を手にすることができるのか注目が集まる。さらに今年3度目の参戦ながら出場したレースでは必ず上位争いに加わる東源夏樹選手、決勝レースで存在感を示し続けている河原健二選手の2名が行く手を阻む。まるで今シリーズのハイライトを見せるかのような顔ぶれの一戦に勝利の女神は誰に微笑むのか。

トップを奪い合う予選レース TTC1400のエントリー数は今年最多の7台。TTC1400とVitz Raceの同時開催だ。湿度が高めな気候の下、定刻8時20分に予選がスタート。最初に先頭へ抜きん出たのはませきかつみ選手だった。ませき選手が1分8秒810で通過すると、0.5秒の差で丸山選手が9秒383をマーク。そのすぐ後ろを河原選手が追いかける。計測4周目にはませき選手が8秒412、丸山選手が8秒682、河原選手が8秒692と、わずか100分の2秒の中で上位を争う展開に。背後では、計測1周のみ走ってずっとピットレーンで様子を伺う東源選手がようやくアタックを開始。終盤の計測7周目で丸山選手がベストタイムを0.1秒上回ってトップに立つ。しかしここで東源選手が立ちはだかる!同じ計測7周目で3位に浮上し、さらに残り1分を切った翌周ではトップタイムをマークして1位の座を奪う。このまま終わるかと思いきや、根気強くアタックする丸山選手がさらに上回って、最終周でポールポジションを無事に獲得した。「昨日の練習からリアがバタついてグリップが良くなかったのでアジャストしてきたんですが…上手くハマっていないですね。もう少し上手くセッティングが行っていればコンマ1、2秒は稼げたはずです」と東源選手が予選を振り返る。

スタート直後に波乱の展開 決勝レースのフロントローにはポールポジションに丸山選手、セカンドグリッドには東源選手が立つ。定刻の10時45分になり、レッドシグナルが消灯。丸山選手は順調に蹴り出し、そのまま1コーナーに侵入する。背後では4番グリッドの河原選手がセカンドグリッドの東源選手と3番グリッドのませき選手の間を抜けてイン側に飛び込む。すると外側の東源選手に当たってしまい、東源選手のマシンが回転してコースアウト。ませき選手も煽りを受けてアウト側へ飛び出してしまう。両者ともグラベルでストップするが、東源選手はすぐに再スタート。ませき選手もコースに復帰したため、フラッグは上がらずにレースは続行される。一方、先頭側では丸山選手、河原選手がワンツーをキープ。計測1周目で2人の差は1秒053、計測2周目で0秒772のビハインドだ。河原選手は仕掛けるチャンスを狙うも、0.7〜0.8秒差が埋まらない。レース冒頭から最後尾に下がってしまった東源選手は、じわじわと順位を上げて5周目では5位、8周目では4位にまで浮上する。ませき選手も追い掛けるように東源選手のすぐ後ろについて、順位を上げる。

最後まで目が離せない上位の戦い このまま終わるかと思ったレースだったが、波乱は終わらない。最終周に入るとヤマモトジュンインチ選手に追いついた東源選手、ませき選手の3名で3位争いが勃発。1コーナー立ち上がりから3者が横並びのスリーワイドとなる。しかし1ヘア手前でませき選手とヤマモト選手がもつれてしまい、両者がコースアウト。すぐにコースに戻るが、ませき選手は7位、ヤマモト選手は5位まで順位を落としてしまう。東源選手は2名を上手く交わし、フィニッシュまで駆け抜けて3位の座を獲得。1位の丸山選手はスタートから順位を落とさずに安定した走りを見せてポールtoウィン!2位にはその座を守り切った河原選手がフィニッシュ。前戦の雪辱を晴らした丸山選手が年間シリーズ王者に輝く結果となった。
ヴィッツクラスはSUNOCOプロセスVitzの茂木優太選手が前回優勝した長坂圭一郎選手の猛攻を交わし、見事トップチェッカーを受けた。「今日はレコード狙いでしたが、こればかりは運要素もあるので狙い通りにはいきませんでした。逃げのレースになると予想できたので後半は速度を下げずに車に負荷をかけないよう走りました。ラスト3周でようやく感覚を掴めたのですが、チェッカーを受けて、もう終わりかと思ったぐらいです」と話す茂木選手は振り返った。

優勝は前回の雪辱を晴らした丸山翔矢選手

スタートの飛び出しが成功した河原健二選手が2位

東源夏樹選手がは3位入賞

ヴィッツクラスは茂木優太選手が優勝

Results » 予選 決勝

Winners Interview TTC1400

優勝

丸山翔矢選手

前回の試合から全然寝れませんでした。無事に終わってホッとしています。スタート直後、後ろ3人のプレッシャーをすごく感じてゾワっとましたね(笑)序盤の1コーナーで色々あったので、離れたなと思ったところからミスをしないように走りました。でもぶっちぎりたいので、ペースは落とさずに淡々と後ろの河原さんを離そうとイメージしながら走りました。色々とありましたが、無事2連覇できて嬉しいです。

2位

河原健二選手

予選で失敗したのが1番でした。晴れてきて気温が上がったのでラジエーターの仕切り版を外したら、逆に水温が上がらなくて水温調整が入っちゃって、途中でピットに入って(仕切り版を)入れて何とかなったんですけど。タイヤのおいしいところを割っちゃったので、タイムが上がりきらなかったですね。決勝は良い感じのペースで走れましたが、丸山くんが早かったというか。どうしても差が詰まらなかったですね。

3位

東源夏樹選手

最終戦だから荒れますよね。決勝は予選よりタイヤが良い感じでグリップしていて車のコンディションが良かったです。スタート直後はあんなこと(1コーナーでのコースアウト)がありましたが、エンジンを掛けたら走ったので、最後尾だけど1台でもいいから抜こうと走りました。後ろからませきさんが鬼気迫る勢いで走っていたのもありましたしね。とにかく序盤から最後までドラマの多いレースでした

Winners Interview Vits RACE

優勝

茂木優太選手

予選は最初に皆が走るから自分は後半で1発決めようと思ったのですが合わなかったですね…。前日の練習と比べてストレートが全然伸びませんでした。多分気圧と気温、高い湿度が原因かなと思います。決勝では最初ごちゃごちゃしていたんですけど、絡むことなく上手く避けながら車を運べて良かったです。車に負担をかけないことを意識していたのですが、優しく走った方が車がタレてきてからだと逆に早い場所もあるんだと発見がありました。