Race Report
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場内MCを務めるズッピーこと図師さんが決勝前の安田選手にインタビュー。右端のKAMIKAZE選手はおなじみですが、左端は? えぇ~っ!! スーパーGT500クラス参戦中のレーシングドライバー、塚越広大選手じゃないですか!! なんとも心強いアドバイザー陣に囲まれる安田選手、次戦こそはと決意も新たです。

野島選手の決勝ベストタイムは18周回中16周目に記録されており、ひとり旅になっても決して手を抜くことなく攻め続けタイムを削ろうとする姿勢は貫かれています。前戦のウェットでも今戦のドライでも優勝して、落ち着きと自信があふれているようです。

バイクのレース、MotoGPに興味がある方ならゼッケンナンバーとフォント(書体)にピンとくるはず。昨年最終戦からS-FJクラスへの参戦を開始した本間選手は、ロッシ好きと生まれ年の昭和46年にちなんで46番を選んだそうです。

TTC1400各車のドアに取り付けられたナイロンのメッシュは、レース中に窓を開けた際に腕の飛び出しを防ぐ網戸のようなもの。真夏より暑さに慣れていない5月のレースの方が、実は身体には厳しいこともあり、エアコンレスのスターレットには必須なのです。

この日はレースと走行会など一日で8つのクラスを開催。このうちマツダロードスター・パーティレースⅢにはNC-S/ND-S/ND-Cの3クラスがあり、合計60台以上がエントリー。ビギナーからベテランまで、手軽に参加できるモータースポーツは重要です。

ハチロクというと86&BRZカップを思い浮かべる人も多いと思いますが、この日のハチロクはAE86カローラレビン。第1戦は6台がエントリーしており、S13 シルビアやDR30スカイラインがエントリーするP-FRと混走でレースを行いました。

レースに勝つにはマシンの性能やドライバーのテクニックが必要なのは当然ですが、ドライバーが最大限のパフォーマンスを発揮するためにはマシンセッティングに必要な情報を得ることも重要。チームスタッフがデータロガーの記録を解析して方向性を検討します。

セッティングの中には、コンベックスでロッドの長さを測定してダブルナットで調整するといったアナログな作業も含まれます。S-FJはエンジンやタイヤがワンメイクでシャシーも種類が限られている分、ほんの僅かなセッティングの違いがライバルとの差になることも少なくありません。