Race Report
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S-FJシリーズランキングトップを走る#66野島遼葵選手が所属するディープ・レーシングのマシンは朱色のようで柿色のようなオレンジ色。そんなディープレーシングの連絡用バイクはチームカラーと同じオレンジのスズキチョイノリ。この色は実は純正色なんですよ。

第2戦から3連勝で勢いに乗る野島選手。予選順位も第2戦の3番手、第3戦の2番手から今戦はついにポールポジションを獲得して、インタビューコメントも自信に溢れています。後半戦もこの調子をキープしてくださいね。

気温30度オーバーとなった猛暑日の筑波サーキット、パドック待機中のTTC1400のマシンは窓やテールゲートやボンネットも全開です。室内に直射日光が降り注がないようフロントガラスも目隠ししますが、毛布なので逆に暑苦しく感じます……。

そんなサウナのような車内で、決勝前のイメージトレーニングを行うTTC1400#1の渡邉崇司選手。そしてエアコンも内張もないスパルタンなレースマシンのフロントガラスには花柄模様の毛布。心頭滅却すればヘルメットの中も涼しい!? わけないですよね!?

今回、TTC1400クラスはNetz Cup Race用のトヨタヴィッツと混走。モータースポーツ入門用のヴィッツはナンバー付きの街乗り車なので純レーサーのスターレットとは速度差がありますが、同じコンパクトカーでも30年の歳月でサイズ感は大きく変わるものです。

JAF公式戦では活躍の場が限られる半休状態にあるレーシングマシンや、1度でいいからレースを体験してみたいドライバーに向けて新たに始まったカテゴリーがHIX-Formula。JAF-F4やフォーミュラルノーで参戦でき、S-FJでもおなじみのKAMIKAZE選手はルノーでエントリー。

FJ1600とF3クラスの間を埋めるカテゴリーとして1990年代に作られたのがJAF-F4クラス。ミドルフォーミュラと呼ばれ、シャシーとエンジン、サスペンションの組み合わせを自由に選択できる特長がありました。WEST006に搭載されたエンジンはホンダB18C。

この日はヤマハWR250やYZ125といったバイク用エンジンを搭載したスーパーカートレースも開催。バイク用エンジンそのものなので、クラッチ付きのシーケンシャルミッション、4ストロークのWR250の吸気系はケーヒン製フラットCRを装着しています。