Race Report
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今シーズンよりS-FJフル参戦を果たした#52安田航選手。初戦決勝2位で幸先のいいスタートを切ったものの4戦連続の2位が続く。ルーキーイヤーとしては満足いく戦績だったもののフラストレーションの溜まる展開だったため、ついに達成した勝利にチームも大喜び。

カート、レジェンドカーを経て、ファーストガレージ&スーパーウィンズからS-FJへの参戦を始めた安田航選手(右から2人目)。2019年S-FJ筑波シリーズチャンピオンでアドバイザーのKAMIKAZE選手(同3人目)も「初勝利を待ってたよ!!」

TTC1400#31荒川選手のEP82スターレットといえば濃紺のボディカラーですが、今回はさわやかな水色。年式が古くなると原因追求に手間と時間が掛かるトラブルも増えてくるので車両を変更してエントリー。ポールポジジョンが獲得できて縁起がいいかも!?

足周り、エンジン、電気系など、長くチューニングしてきたマシンのことはドライバーよりよく分かるのが熟練メカニック。だけど「速くなるにはとにかく走らなきゃダメだよ」と。#11田中選手の安定感ある速さも、走り込みの賜物です。

ストレートでもコーナーでも、荒川選手のドアミラーに黄色い車体が映り込むように進路を変えてプレッシャーを掛け続ける田中選手。マシンのパフォーマンスに明確な差が付かないワンメイククラスでは、相手のミスを誘う心理作戦も重要な戦術のひとつ。

「いつかスーパーGTに乗るために」TTC1400クラスに5年間無欠席でエントリーを続けている堀雅清選手ですが、今回は都合によりお休み。ですがピットクルーとしてタイヤ交換やブレーキメンテのお手伝いは率先して行います。最終戦は出ますよね?

F1を頂点とするフォーミュラカーの入門クラスでありながら、サスペンションや空力など高度なマシンセッティングのノウハウが必要なS-FJマシン。予選走行の結果とドライバー、チームの意見を総合してリアウイング角度の微調整を行うのも当たり前です。

SEPTEMBER RACE MEETING in TSUKUBAには「ハチロク」といっても水平対向エンジンではなくAE86が走るクラスもあります。ドリフトではなく完全グリップ走行でラップタイムを競う38年前のハチロクもカッコイイ!!