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Race Report

TTC Rd.4

シリーズチャンピオンに王手をかける丸山翔矢選手が2連覇に挑む第4戦!しかし、V2のプレッシャーに押しつぶされ、リズムを狂わせてしまったポイントリーダーに容赦なく襲い掛かるベテラン勢‼丸山選手のシリーズタイトル獲得はいかに?

2024 筑波ツーリングカーシリーズ第4戦

プレッシャーのかかったラス前第4戦!V2王手をかけた丸山翔矢選手にかかるプレッシャーは想像以上‼思いがけないミスの連続が引き起こした悲劇!!

P-FRクラスとの混走で開催された第4戦 TTC1400クラスは今回5台のエントリー。いつもと大きく違うのは、前にAE86らP-FRクラス勢が前を走ること。とくに、今大会は5台のAE86とS15シルビアが参戦したことでいつもと同じようなタイミングで予選を戦うことはできない。スターレット勢にとって、自分のラインを睨みながらも常に後ろからやってくる上位クラスの車両に気を使わなくてはいけない。特にスターレットとAE86で約コンマ5秒差という微妙な差。この中で叩かなくてはいけない予選はスターレット勢には非常に大きな問題となる。
また、今大会はポイントリーダー丸山翔矢選手にとっては最短でシリーズチャンピオンを確定させることのできる重要な大会だ。ここまで今季3勝連勝を挙げ、一度も敗れていない。しかも、その連勝記録は昨年からカウントすると無傷の6連勝!絶対王者としての風格すら漂う。そんな丸山選手の予選に注目が集まった。そして、今大会も残暑厳しい中での開催。この日の最高気温は36.8℃、路面温度は50℃を超えてしまうほど。予選開始となる8:20でも気温は31℃を超えていた。

プレッシャーがもたらした王者のミス 公式予選開始とともにP-FRクラスからコースイン。TTC1400も次いでコースへと入っていく。まず、計測2周目からターゲットタイムをマークしたのはSPMプロセスEP82の丸山選手。しかし、次の周にはK2ファクトリーTBO稲森EPをドライブする河原健二選手がそのタイムを更新する。丸山選手がタイムを上げれば、河原選手もさらにタイムを上げる展開へ。追いかける丸山、逃げる河原という構図は膠着状態が続く。しかし、残り5分を切って丸山選手が河原選手のタイムをコンマ2秒更新してトップに躍り出る。すると、コースオープンからピットレーンで息を潜めていた車工房リキ☆スターレットを駆るませきかつみ選手はAE86勢がピットに戻ってくるのを確認してコースインする。するとませき選手がタイムアタックに突入!計測3周目にそこまでのターゲットタイムだった丸山選手のタイムを0.069秒上回るクラスベストタイムを記録する。この結果、丸山選手はポールポジションを逃してしまう。丸山選手を良く知る周囲のドライバーも顔をしかめる結果となってしまった。 そして、路面温度60℃を超える中での決勝レース。予選タイムを考えるとグリッドに付いたフロントローふたりの一騎打ちの状態だ。この時、貴島選手は予選で3周ほど使ったユーズドタイヤを装着。一方、鯉渕選手は厳しい路面を想定して、ここで新品タイヤを投入してきた。タイヤのマイレージは圧倒的に鯉渕選手が有利。グリッド整列後、全車一斉にスタートを切ると、貴島選手がホールショットを決める。しかし、ここで圧倒的に有利だったのは新品タイヤの鯉渕選手。予選の結果からタイヤマネージメントをしていれば、確実に優勝できると思っていた貴島選手を後ろから突きはじめる。意外な状況に焦る貴島選手。2周目にファーステストラップを鯉渕選手がマークするも前には貴島選手。車体の大きなシビックで、筑波でしかけるとしたらバックストレート、ないしは第1コーナーに限られてしまう。無理やり第1ヘアピンで飛び込むこともできるが、そこまでのスピード差はない。さらに前を行くのはベテラン貴島選手。鯉渕選手にタイヤを使わせながら前でペースをコントロールすると、鯉渕選手のタイヤもこの暑さで悲鳴を上げてしまう。最終ラップまでこの順位は変わることなくチェッカー‼貴島選手がKRACチーム代表に捧げる優勝を手にした。

順位の入れ替わりが激しい決勝 全15周で争われるTTC1400。前述の通りフロントローにはシリーズポイントリーダーの丸山選手とランキング2位のませき選手が並ぶ。いつもと違うのはポールポジションの位置に立っているのがませき選手で、丸山選手がセカンドグリッドからのスタートとなったこと。スタートを決めれば逆転優勝もありうる丸山選手にとって、勝ってタイトルを決めたいというのが正直なところ。しかし、シリーズを考えるならばこのまま2位を守り切ればチャンピオンは確定する。タイトルを取るのか、それともレーシングドライバーとしてこのレースでの勝利にこだわるのか…?難しい選択だが、丸山選手は勝ちにこだわった。レッド点灯から消灯。蹴り出しが良かったのはませき選手。一方、焦った丸山選手は初手から失速。決勝でタイヤの消耗が勝敗を分けると直感したませき選手が予選でしっかりとタイヤを温存したことがこの差を生んだ。ませき選手は後ろに続く格上のS15 シルビアも抑え込み1コーナーへ飛び込んでいく。丸山選手はクラス3番手の河原選手にもオーバーテイクされてしまう。しかし、ここから丸山選手は追撃を開始!2周目に河原選手をパスし、ませき選手とのタイム差も詰めていく。

ミスター筑波のまさかの失脚 一瞬、ここから追い上げムードから思われた丸山選手の決勝だったが、3周目に再度河原選手に抜き返されてしまい順位を下げる丸山選手。さらに丸山選手を不運が襲うことに…。8周目、河合選手へしかけるために第1ヘアピンから一気に立ち上がる丸山選手。しかし、ダンロップコーナーで姿勢を乱してしまう。タイヤを路面のギャップに落としてしまい、一気に体勢が崩れスピンモードへ突入。姿勢を立て直すことができず単独クラッシュを引き起こしてしまう。「僕に全ての責任があります…」と走行後に語る丸山選手。ここで戦線離脱を余儀なくされ、ノーポイントでこの大会を終えることに。ランキング2位のませき選手はタイヤマネージメントも上手くいってポールトゥウィンの完全勝利を決めた‼  この結果、シリーズタイトル争いは丸山選手とませき選手が60ポイントで同点首位に!勝利数から丸山選手が暫定1位となるが、最終戦で1ポイントでも多くとったドライバーが2024年のシリーズタイトルを手にすることになる。 ヴィッツクラスはWMラブカ5D'sヴィッツの長坂圭一郎選手がポールトゥウィン!後続を大きく引き離す完全勝利でこの大会を終えた。

優勝は車工房リキ☆スターレットを駆るませきかつみ選手!

2位にはK2ファクトリーTBO稲森EPの河原健二選手!

まさかのリタイアとなってしまったのはポイントリーダー丸山翔矢選手

ヴィッツレース優勝は長坂圭一郎選手!HAYATO AOBA選手の二連勝を阻止

Results » 予選 決勝

Winners Interview TTC1400

優勝

ませきかつみ選手

予選はいろんなクラス混走だったので、ちょっと落ち着いて周りの状況を見てからアタックしたのが良かったですね。86の方が速いのはわかっていたのでバラけたところに入れたのが良かったです。リアをユーズドにしたことも良かった点でした。スタートは上手く決まって、P-FRクラスの間に入れたのがとても良かったですね。もちろんP-FRクラスとは車両も違うので速いところ、遅いところが明確に違うので、まわりに惑わされずに走りました。ポイントも並んだので最終戦は自分でも少し欲が出てきてはいますが、気負わずに頑張りたいと思います

2位

河原健二選手

予選3番手からのスタートで、丸山くんが遅れてくれたのでそこでパスできたのは良かったんですが、86との混走が慣れておらずブレーキングポイントも違うので走りにくかったですね。ただ、トップのませき選手には届かなかったですね。セクター1は自分の方が速かったとは思いますが、残りのセクターでは全部負けていました。次戦は最終戦なので表彰台の真ん中に立ちたいです

3位

荒井巌選手

はじめての表彰台なんで嬉しいです。もちろん棚ボタ的なところはありますが、ちょっとレースに参加できた気がします。ヴィッツを抜くのにちょっと苦労した部分もありますが、良いレースだったと思います。最終戦はもうひとつ上を狙って頑張りたいと思います

Winners Interview Vits RACE

優勝

長坂圭一郎選手

スタートはちょっと残念なことになってしまったので、次戦に向けて改善したいですね。こういった暑さの中、比較的コンスタントにラップタイムを刻めたと思います。もちろん、次戦も勝つつもりで頑張ります